歴史を感じる石垣:駿府城跡

静岡観光情報  |

ビジネス客が多く訪れる静岡駅、その駅から北へ10分ほど歩いた場所に、駿府城跡を整地した駿府城公園があります。
静岡市は駅から役所のある北へと街が栄え、ファッションや飲食を楽しめる店がつらなり、人々が集まるエリアとなっています。
市役所と県庁は道路を一本へだてて建っており、県庁は駿府城公園を取り囲む建物の一つです。

残念ながら駿府城は1635年の大火で天守閣を失い、その後再建されることなく明治を向かえ、その他の建物もおおむね取り壊されました。
天領であることから城主がおらず、そのことが城の再建に結びつかなかった理由と言われています。
明治期に静岡市に払い下げられ、軍の駐屯地として誘致するために内堀は埋め立てられました。
公園として整備が始まるのは戦後のことです。
平成に入ると要所であった門の復元がいくつかされ、資料館として一般公開されています。また平成18年には日本100名城の41番目に選定されました。
現在でも中掘と外堀の一部が現存し、石垣が江戸時代初期に栄えた在りし日の姿を伝えています。

駿府城公園で催される大きなイベントとして、毎年11月上旬に開かれる大道芸ワールドカップが挙げられます。
世界中から大道芸人が集まり、静岡市が最も賑わうイベントの一つで、駿府城公園がメイン会場となるのです。

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